教室編(取っ手付トレー)
●道具と材料 道具は、 ・ハサミ :PPバンドを切るときに使います。 ・ポリ紐 :底を編んでから緩まないように縛るときに使います。 ・洗濯バサミ:編んでいる途中でバラけないように「止め」に使います。 ・カッター :編み終わったときの余りをカットするときに使います。 ・ペンチ :指の力で編めないとき ・ライター :毛羽立ったところの処理などに使います。 材料は、 ・PPバンド:これがないと始まらない。 ・針金 :縁の内側に入れます。 今回、訳あって友人に作り方を教えることになりました。 そこで、比較的に簡単にできるであろうこの題材(トレー)を選んでサンプルを作って見ました。 で・・・どうせ作ったのでここに載せることにしました。 初心者の方でも、おおよそ5時間でできるかと思います。ぜひ、やってみてください。 でも、割と大変でした。はい。 |
●トレー(取っ手付き)の材料 だいたいてすが必要なPPバンドは以下。 @幅15mmx 90cm :黄11本 − 底、側面 A幅15mmx 70cm :黄13本 − 底、側面 B幅15mmx 90cm :黄2本、白3本 − 側面 C幅15mmx 20cm :黄4本 − 足 D幅 7mmx 60cm :青2本、黄2本 − 取っ手 |
●編みはじめ 編みはじめは、「底」からです。ただし結果的には「側面」にもなります。 底の部分を格子状に編みます。 @横11本、A縦13本のバンドを格子状に編みます。 編み始めはバラケやすいので、洗濯バサミやクリップで「折り返してはさむ」をやりながら組んで ください。 底の部分を全て編み終えたら、紐で縛ります。(途中途中で縛っていってもOKです。) ここで、底の形がキチンと長方形で、バンドの隙間も少なく、かつ均等になるように 形を整えます。また、編みこんだ部分がバンドの中心になるようにも調整してください。 底バンドを直角に折り曲げながら側面にBのバンドを編みこんで行きます。 バンドの端っこは全て編みこまないで、一周ちょっと編んだら、残しておいてください。 写真は黄色一色ですが、黄色、白白白、黄色の順で編んでください。 なるべく直方体を保つようにキッチリ・・・とは言ってもなかなか上手くいかないですし、 文章で表現しにくいですね。 |
●ここからが本番 側面を全て編み込んだら、編みこんだバンドの端を全て斜めにハサミで切ります。 次に、底面と同じ大きさの枠を針金で作ります。 その、枠を箱状に編んだ「縁」の部分に編みこんで行きます。 やり方は、縁の縦に出たバンドを枠の内側を通して外側に折り返し、側面の横バンドの隙間に 通していきます。下の右の写真のようになります。 最初は全部の側面縦バンドを全て枠を通して側面横バンドの隙間に通すだけ(きっちり絞めない) にします。全部通してから、端を引いて絞めていきます。 側面の高さが均等になったら、残りの端を下方向に挿して(編んで)いきます。 挿せるところまで挿したら、余った部分をカッターで切ります。(下の右側写真) これで、箱の形はできましたね。 |
●足と取っ手を付ける 「足」とはいいますが、そんな大したものではなく、ポッチです。 下の写真を参考に、Cのバンドを底の適当なところ(4箇所)に付けてください。 「取っ手」とはいいますが、紐代わり程度のものです。 紙テープとかでジャバラ状の芋虫みたいなものを作ったことはありませんか?あれです。 Dの2色のバンドを直角に重ねて(写真では直角にしてませんが、基本的には直角です。)、 下になったバンドを折り曲げで上のバンドに重ねます。さらに、下になったバンドを 同じように折り曲げて重ねていきます。これを続けて行けば、下の写真の一番右側のように なります。 これを、トレーの側面につけます。 トレー外側から内側に取っ手の端を通して、中で結んでいます。 これで、できあがり。 |
●こんな感じ 最初に作ったもの(写真内の下)が若干イビツになってしまって、サンプルとしてはイマイチでしたので、 作り直した結果が、重なった上のものです。少し綺麗にできたかと。 |