さるの山菜図鑑 

【名前】
タケノコ=ネマガリタケ(根曲がり竹)
タケノコとはいうものの、孟宗竹の子供とかではなく、ネマガリタケ、あるいはナシロダケの筍です。

【外見】


【特徴】
イネ科ササ属の多年草。
ネマガリタケは、太さが1〜3cm程度、高さが2〜3mの笹竹です。
結構標高の高いところ、ブナ林などで群生します。
それに対して、ナシロダケは、タケのサイズとしては、同じで、 平地に生えています。同じ種類のタケなんでしょうか。
でもタケノコの太さは、ネマガリの方が太いような・・・・

【場所】
日当たりのいい山、林の中に生えます。

【時期と採り方】

タケノコとして採れる時期は、ナシロダケは、4月下旬〜5月中旬、ネマガリタケは、5月下旬〜6月下旬。
標高の高いところでは、7月に入っても採れるスポットがあるそうです。
採るのは、地面から5cm〜20cmくらいに出たものを根元を掴んで引っこ抜く感じで採ります。
さるの場合は、60cmくらいまで伸びてしまったもの(シノベと呼んでます。)でも、先端の方を引っこ抜いてきます。

【下拵え】
当然ですが、皮を剥かないと食べられません。なのでまずは皮を剥きます。
皮の剥き方とは言ってもたいしたことはありません。 何もしないで、ただムクのは大変なので先の方を斜めに切ってからムキます。

@先端部分を包丁/ナイフで斜めに切る
 あくまでも実を削らない程度に。

Aひたすら向く
それはそれは大変です。でもこれで、あとは味噌汁なんかの具にできます。

B茹でる(殺す) タケノコは結構足が速いんです。生のままでは、たとえ冷蔵庫でも4日は持ちません。
なので、おいしく食べたいと思うなら、早めに茹でてしまってください。
沸かしたお湯で3〜5分くらい茹でてしまえばOKです。
それでもそんなに持つかどうか・・・・

なお、保存の方法:ビン詰めの作り方は、 「たけのこ」に説明があります。

【料理】
食べ方は、
1.汁物

上の写真は、糸こんにゃく、鶏肉、しらたきと一緒にして白だしで汁物にしたものです。

2.タケノコとワカメの味噌炒め

・200g程度の茹でたタケノコ(ネマガリ竹)を適当(斜め)に切る。
・油を大さじ2杯を中華なべに入れて熱します。
・タケノコを入れて軽く炒めて
・砂糖(少々)、酒(少し)、味噌(大さじ2〜3杯)を加えます。
・お好みの量で戻しワカメ(タケノコが柔らかくなる。)を加えて
・軽く火を通して出来上がり。

3.タケノコの青椒肉絲

・市販の青椒肉絲(チンジャオロース)の元を使います。
・茹でたタケノコとピーマン、ニンジンを適量
(青椒肉絲の元に具の量の記載があるのでそれに従います。)
・調理の方法も元の記載に従う。

4.タケノコの天ぷら

・細切りにして天ぷらにします。
・塩でいただきます。結構うまい!

5.かき揚げ

シノベと呼んでいるちょっと伸びちゃったタケノコの節を外した言わばクズの部分を タマネギ、ニンジンとかと一緒にかき揚げにして見ました。
食い応えバツグン。

6.焼きタケノコ

これが一番うまいと言う人もいる。
取ってきてすぐのタケノコを皮付きのまま炭火にかけます。
(ガス:グリルでもOK。)アルミホイールで包んで焼いてもOK。
火がとおったところでむいて、塩やもろ味噌などをつけて食べます。

7.味噌汁
でも、採れたてを野外で味噌汁にするのがやっぱり一番です。
タケノコの出汁がそのまま生きます。

<タイプA>

友人に教えてもらった味噌汁の具です。完全な男料理です。でもクセになりますよ。
具は、豆腐、鯖の水煮の缶詰、そしてタケノコ。

<タイプB>

これも結構イケマスよ。
具は、豆腐、豚肉(バラ)、キムチ漬け(和風)、そしてタケノコたっぷり。

8.タケノコご飯

炊込みではなく、混ぜご飯です。 軽く下茹でしたタケノコをお好みのサイズで切り、あく抜きしたワラビ、ニンジンとか、鶏肉とかと一緒に出汁で煮込みます。
白だしとか醤油だしとかをお好みで使います。
炊き立てのご飯に混ぜ込みます。





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